阿久和山観音寺は、元和元年(1615年)、徳川家に仕えた安藤家が先祖の供養のために創建した、約400年の歴史をもつ曹洞宗のお寺です。
ご本尊は、行基作と伝えられる聖観世音菩薩。一木造りの貴重な仏像で、33年ごとにご開帳される秘仏です。
江戸時代には幕府から御朱印地を賜り、鎌倉二十三番札所として観音信仰の霊場となりました。
平成10年に完成した仏殿には、お釈迦さまの座像・涅槃像・仏舎利などが祀られ、禅宗の伝統を大切にした重厚な伽藍となっています。
観音寺は、地域の人々の心のよりどころとして、また世界の平和と人々の安らぎを祈る場として、今も大切に守り伝えられています。